2011年4月20日水曜日

エジプトのベリーダンス事情



エジプトでのオリエンタル事情に関する特集です。
エジプトのスターオリエンタルダンサー、ディーナがオリエンタルダンスを取り巻く近況について語っています。
下記にディーナのインタビューの日本語訳を記載しております。


【インタンビュー特集の日本語訳】

1950年代はオリエンタルダンスの芸術に対する黄金期でした。多くのカイロにあるキャバレーやクラブがオリエンタルダンサーを雇っていました。
しかし現在では、2,3程のホテルだけが今でもオリエンタルダンサーを雇い、ショーを行っています。
最近では、テレビ番組にてオリエンタルダンスを放映することに対して抵抗があります。なぜなら、オリエンタルダンスの装いはエジプトの女性に相応しくないからです。
そして、1950年には5000人もいたオリエンタルダンサーは今では400名程になってしまいました。
エジプトのスターオリエンタルダンサー、ディーナのスケジュールはホテルやイベントでの公演、映画の撮影でいっぱいです。ディーナはエジプトでのオリエンタルダンスを取り巻く状況の変化に対して以下のようにインタビューで述べています。
「まず人々がオリエンタルダンスについてあまり尋ねなくなってきました。そして、オリエンタルダンスを気にかけなくなってきました。オリエンタルダンスを習う教室はニューヨーク等にはありますが、カイロにはありません。私はカイロにてオリエンタルダンス教室を開きたいと思っています。オリエンタルダンスをエクササイズやファッションとしてではなく、小さな女の子から主婦までオリエンタルダンスを愛せるような教室を作りたいです。最近では、エジプト以外の国、ロシアやヨーロッパから来るオリエンタルダンサーが増え、エジプトのオリエンタルダンサーは減ってきました。
フィーフィーを中心にオリエンタルダンサーに特化した労働組合をつくろうと思っています。しかし、エジプトでは男性の強い社会ですので、これから多くの協力が必要になるでしょう。労働組合を集結するのに400人程の組合員が必要です。しかし今現在では20名しかいません。」
最後にディーナはエジプトを「オリエンタルダンスの国だから」と話しています。