2013年5月18日土曜日

東京イフティファール2013



2013年5月17日、東京イフティファール渋谷公演が開催されました。今回の公演は、なんと5年ぶりの開演。観客として東京イフティファールのイベントに再び参加できた喜びも一入でした。生演奏とベリーダンスショーを満足いくまで堪能した私の心に残った東京イフティファール2013出演パフォーマーをご紹介したいと思います。


 Nicole
広い舞台の上で、群舞で踊る迫力を魅せてくれたNicoleとニコル組。毎回「どんなパフォーマンスを見せてくれるのだろう」と観客にワクワクした期待感を持たせてくれる。東京イフティファール2013でも、観客を飽きさせない数々の魅惑パフォーマンスを披露してくれました。

E-chan & Milla

E-chan&Milla
ATSを代表するダンスユニットE-chan&Millaは、客席から登場し、観客を舞台の中へ引込んでいきました。いつも変わらず可愛い衣装に、2人だからこそできる予想がつかないトライバルダンスの動きや統一感のあるパフォーマンスを見せてくれました。

Huleya
まるで身体から音も奏でているかのようなドラムソロを見せてくれたHuleya。以前、Huleyaは「踊りは音楽を表現する触媒になること」と私にアドバイスをくれたことがあります。音楽を構成する音を丁寧に拾い、身体で表現するHuleyaの踊りは、ベリーダンスに対する真面目さと情熱を感じさせてくれました。

Farasha
真っ赤な衣装を纏うFarashaは、踊りに秘める情熱を見せてくれました。喜怒哀楽を感じさせてくれる感情表現の豊かな踊りは、音楽の世界観を表現するだけではなく、ベリーダンスに対する憧れの気持ちをも持たせてくれました。

SAID
「スーフィーってこんなに力強く人を引きつけるパフォーマンスなんだ」と初めて思わせてくれる程、私と友人は最後までくるくる回るSAIDのスーフィーに陶酔。くるくる回っているだけではなく、数々の飽きない演出は、思い出して楽しくなるほど素晴らしかったです。

Mayady
Mayadyの踊りは、優雅であり、身体の力が抜けるような柔らかい空気感を感じさせてくれる。音楽に負けることのない存在感とその空気感は、どのようにしたら手に入るのだろうかと憧れてしまうほど。

タブラクワイエサ
タブラの生演奏は、本当に素敵です!その場でしか味わえないタブラの奏でる音は、観客を心地よく、日常の喧噪から離れたパラダイスに連れて行ってくれます。毎週末、タブラクワイエサの演奏が聞きたいと思いました。


最後は、東京イフティファール2013渋谷公演の豪華キャストとミュージシャンで写真撮影。こうやって舞台の上のキャストやミュージシャンと観客が触れ合い時間が設けられているのも東京イフティファール2013の魅力の一つだと思いました。また、来年もぜひ開催してほしい!




















2013年5月6日月曜日

ステージの上の空間の活用方法:Dr. Gamal Seifのワークショップを体験!

Dr. Gamal Seif & Yuki



5月6日のアリフ主催のDr. Gamal Seifのワークショップに参加しました。今回のワークショップのテーマは「ステージ上の空間の活用方法」。ステージ上の空間の基本概念を学び、いかにして空間を活用するのか体感してきました。

まず空間には、下記の3つの基本概念があります。

1. line  (線)
direct (直線)/ indirect (直線以外、ジグザグ、半円、円)
2. direction (方向、東西南北、右左、前後、自分の身体の方向)
3. level (高さ、高低、 水平、垂直、並行)

振付を作る時には、これら3つの空間の基本概念を考慮する必要があります。

また同様に身体の中にも下記のような空間があります。

1. dynamic (大小、 早遅の変化)
2. tight/ wide (身体の幅に対して小さい/大きい、筋肉が収縮している)
3. soft/ hard(柔らかい/ 固い)
4.crescendo/ decrescendo(加速、減速)

今回のワークショップでは、このような概念を意識して、自由に身体を動かしていきました。

  • スタジオの空間をを自由に駆け巡る
  • 椅子を置いたスタジオの空間で、音楽に合わせて、自由に身体を動かす
  • 3名一組が手をつないだまま、音楽に合わせて、自由に身体を動かす
  • 腕の動きをテーマに、音楽に合わせて、自由に身体を動かす

音楽に合わせて身体を動かす時にGamalは、「例えば、馬車は騎手が馬を動かしていて、騎手の上に馬が乗って動かしているわけではない。この例えのように、音楽があなたの踊りを操っているのではなく、あなた自身が音楽を操っているように身体を動かして!音楽が単調なら踊りで抑揚をつけて観客に魅せるんだ!」と私たちに忠告しました。

不思議なことに、Gamalのワークショプを受けて、音楽が自身のオリジナルの身体の動きに色をつけているということを自然と理解することができました。

踊りはオリジナルの音楽、あなた自身のオリジナルの身体の動き、そして新しい挑戦があって成り立っている。

Gamalの指導の下、自由に身体を動かして獲得した事は、踊るという事を知ることでした。ワークショップを終えた私は、「踊るという事は、身体を動かすという事と全く違う」と身体で認識できます。Gamalのワークショップを受けて私は以下の点を体得できたと思います
  • 音楽をもっと聞くようになった
  • 音楽に合わせて身体で自由に表現する感覚を知った
  • 感情と表現は一体でなければならないことを知った
  • 踊るためには、心を開いて自由になることが大切
  • 音楽と身体を一体にして楽しむことができて、初めて踊りは熱量を発する

踊りと身体を動かす事の違いを身体で理解できたのはGamalのおかげです。また、来年もGamalのワークショップを受けようと思っています。



2013年5月5日日曜日

タラブ


  • タラブ
モトレブが連れて行ってくれるエクスタシーやトランスを感じる世界のこと。タラブという言葉自体は大昔から存在しており、神様と繋がった瞬間をタラブと呼んでいました。
  • モトレブ
声楽の勉強をしてきた素晴らしい声を持っている歌手であり、聴き手をタラブに連れて行ってくれます。例えば、ウム・クルスームはモドレブです。

  • マカーム
音階
  • シャービー
エジプトでフォークロアのことをシャービーと呼びます。シャービーはエジプトの80%の貧しい市民が聞く音楽。

FacebookでNaomi Takahashiさんから次のように説明いただきました。(Naomi Takahashiさん、ありがとうございました!)
ャビーはBaladiから派生した音楽のジャンルで、例えば、Baladiがリズム&ブルースだとするとシャビーはヒップホップという位置付けになると思います。カイロから生まれた音楽のジャンルで1970年代から徐々にカイロを中心に都市部のworking classを中心に浸透していきました。NYBronxから生まれた(都市部のworking class) Hip Hopと似た所があると思います。





  • テッド、アワディ 
タブラとアコーディオンの掛け合い

シャービーとして紹介された歌の歌

ザーの儀式



ザーの儀式に関するリサーチにおいて博士号を取得しているDr. Gamal Seifのワークショップに参加しました。Dr. Gamal Seifは、ドイツを拠点にヨーロッパにて、ザーとヒーリングを組み合わせたワークショップを開催しています。

ザーは、エジプトではハドラと呼ばれています。ハドラは、「儀式に参加するために並ぶ」という意味があります。ですから、ザーは踊りではなく儀式なのです。


ザーは、6,000年〜7,000年の歴史があり、精神病や心理的病を持っている人のための悪魔払の儀式として行われています。今では、ザーの儀式に参加する人の99%は健常者であり、わずか1%が病を患っている人たちだそうです。

ザーは、絶大な力を持つ神を信仰しますが、特定の宗教とは全く関係がありません。

ザーの儀式を発展させたのは、ザーラという巫女さんです。彼女の名前から、この儀式がザーと名付けられました。その歴史はエジプトの太古の出来事から始まります。

大昔、エジプトのファラオの娘は不治の病に倒れていました。ファラオの娘は、多数の有名な医師に診察してもらいましたが、全く病が治る気配がありません。そこで、ファラオは娘の病を治した者に娘が所持する金の半分を贈与すると宣言しました。そのような中、ファラオの娘は、ザーラの儀式により病が完治し、それがきっかけで、エジプトでザーが流行ったそうです。一方で、ザーラはファラオの娘の金の半分を受け取らなかったそうです。なぜなら、ザーラは彼女の使命として病を治すザーの儀式を行っているからです。

ファラオの娘の病を治す過程で、ザーラは、ファラオの娘に「何に幸せを、何に不幸せを感じているのか」問いました。そして、ザーラはファラオの娘が不幸せであると知り、彼女に神を信仰させたのです。また、ファラオの娘に、ザーの儀式に必要な7つの行いを実施しました。

まず、ザーの儀式に参加する前に、洗浄をします。洗浄とは、首から下の全ての毛を除毛し、ローズウォーターで身体を洗浄。そして、部屋を掃除し、トイレを常に清潔に保ちます。ザーの儀式に必要な7つの行いとは下記のことを言います。

1. 色 
ザーラが踊りを見て診断した自分に合った色を使う

2.灯り 
鏡で部屋に太陽の光を取り込む、キャンドルを付ける

3.匂い 
毎晩ローズウォターで身体を洗う、毎日お香を焚く、ボフールを投与する

4. 瞑想、お経を聞く、マッサージをする

5. 踊る、歌う 
ザーラは、患者の踊りを見て何の霊に取り憑かれているか特定できるそうです。また、どの霊に取り憑かれているかにより、何色のキャンドル、どんな匂いが、その者に合っているのかわかるそうです。

例えば、
火の霊に取り憑かれている場合は、 赤いキャンドル
海の霊が取り憑かれている場合は、 青いキャンドル
砂漠の霊が取り憑かれている場合は、 黄色キャンドル
自然取り憑かれている場合は、 緑のキャンドル
また、良い霊を持ってくるのに必要なのは、白いキャンドル

6. 食事 
みんなで食事をします。参加者は、自分か一番好きな食べ物を持参します。また、ラクダや鳥などの動物の肉も必要だそうです。

7.会話 
何でも話さなくてはいけません。これは相手を信頼していないとできない行為です。ザーの儀式では、相手に騙されるまで相手を信じることを体感していきます。

ザーの儀式は通常7日間か掛かります。また、診断結果によりそのスケジューツを決定するそうです。

ザーの儀式は本来は男女別で行われるそうです。それは、女性の中に男性が少数参加する場合や、またその逆の場合も少数の参加者は異性を意識してしまい心を自由に解放することができなくなってしまうからです。通常は、ザーの儀式の導き役やミュージシャンは女性が担うそうです。

私は、ザーの儀式の一部を2時間程体験しました。そこで学んだことは、ザーとは普段の生活で分離されがちな心と頭を繋げること、自分自身と他者の境界線をなくし調和することを体感する儀式であるということです。ベリーダンス等の踊りは、振付け等、頭で考えなくてはならない動きが多く含まれています。一方で、ザーの儀式は、頭と感じる心を一体化させ、他者との調和を取り戻す、本来人間のあるべき健全な姿に戻るために必要な行いなのだと痛感しました。ザーの儀式を終えた私は、今とても心地良く、身体の芯が温まっています。たった2時間のプチ体験ですが、ザーの儀式の奥深さを体感させられました。



2013年5月4日土曜日

汗をかいても落ちないアートメイク

踊りを楽しんで汗をかくのはとても健康的!しかしその一方で、汗で化粧が落ちてしますのはちょっと気が引ける。そこで、私は8年前からアートメイクを始めました。

アートメイクとは・・・タトゥーとは違い、皮膚の表皮部分にだけお肌に優しい天然の色素を使い捨ての針で入れる汗や水でも落ちないメイク方法。年齢、肌質など個人差はありますが、3~5年で徐々に薄くなります。その為、眉などは、色や形を流行に合わせて好きなように変える事も可能。


今回は、アイラインインサイド上下と3Dグラデーション眉の施術をしました。




上の写真は、アートメイク施術を終えた直後のアイラインと眉

針で天然色素を施術部に入れていくので、アイラインと眉に麻酔薬を塗ってから施術を開始します。今回の施術時間は、約2時間。私は、右目の涙腺近くが敏感な為、右目のアイラインを施術する際は、痛みは無いものの、我慢しがたいムズムズ感がありました。

アートメイク施術の際に感じる痛みは、人それぞれですが、私は次のような痛み対策をしています。

  • 施術前日は、体をゆっくり休ませ疲れを解消する。
  • 施術前は、ロキソニンやボルタレン等の「痛み止め薬」を飲む。また、患部を冷やせすための保冷剤を持参。
  • 施術中は、施術師と歓談を楽しむことで、呼吸を止めないようにする。
  • 施術後に、持参した保冷剤で患部を冷やす。

上の写真は、アートメイク施術後1日目のアイラインと眉

施術後一日目は、アイラインを入れた目が少し腫れますが、痛みは全くありません。

私が通っているアートメイク専門店はこちら→artmake teda(アートメイクティダ)

汗や水で落ちないアートメイクは、踊りで汗を流すのが好きなベリーダンサーや生徒さんにお薦め!artmake teda(アートメイクティダ)では、ネイルやまつげパーマもできるので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。その際は、「オカモト ユキ」の紹介と言ってもらえると嬉しいですw