2011年3月31日木曜日

ケイシー・チャイが語る P.U.R.E.とは



PURE創始者であるケイシー・チャイがP.U.R.E.(Public Urban Ritual Experiment) 創設の秘話を語ってくれました。
筆者である私が、PUREと出会ったのは、今から3年前。PUREの美しいパフォーマンスに惹かれたのを覚えています。
そして、 2010年11月28日、ヨコハマ都市創設センターにてPURE New York City × PURE Tokyoの 日米合作ベリーダンス&パフォーマンスショー「PURE Reflections: Beauty Reimagined」が公演されました。今回のPUREの公演は、PUREの創始者であるケイシーが、構想13年を経て2009年にニューヨークで披露 し、大反響を呼んだ“PURE Reflections”を、日米PUREの合作として横浜で再現したものです。
再び訪れたPUREのパフォーマンスは、美しいという一言では表現出来ない、女性として生きる私の心の奥深くにある緊張を解きほぐすような癒しを与えてくれました。公演後には、身体も心も軽く、すっきりしたように感じました。
「女性に宿る美しさとは?」


“PURE Reflections”は、女性が自分自身の内面に向き合い、自身の美しさに気づき、目覚めていくストーリー。「女性として生まれた喜び」を表現するベ リーダンスを縦軸に、コンテンポラリーダンスや映像を横軸に織りなす、すべての女性に捧げる、女性性謳歌のドラマ・ダンスパフォーマンスです。
公演後、PUREの創始者であるケイシー・チャイと質疑応答することができました。
「PUREを創設したきっかけを教えてください」という筆者の質問に、ケイシーは以下のように答えてくれました。

「ベリーダンスと出会い、"女性として生まれた喜び"を表現するその癒しの力に魅了されました」
アメリカ発のベリーダンススーパースターズの一員として、またベリークィーンの創設者と して活躍していたケイシーは、自身のキャリアの中で、商業ベースではない、芸術として表現出来るベリーダンスをやりたいと考えていました。同時に9.11 テロ事件の後のニューヨークの街に対して、ベリーダンスを通じて癒しを施すことはできないか、人のために踊ることはできないか、と模索していた、と言いま す。こうした思いからPUREは作り出されました。癒しと平和を目的に、電車の中、オフィスビル街、公園など公共の場で踊ることがPUREの主な活動で す。
踊りは人の心を癒し、平和を心に感じさせてくれる。踊りは自己の内面を表現することであり、また、自分自身の内面と向き合うことである。美しい動き と共に自身の美しさを認識する。踊ることを通じて新しい自分に目覚める。筆者同様、ベリーダンスに出会うことでこうした経験を経てきた女性は多いのではな いかと思います。そして”女性として生まれた喜び”を知ることで、さらにこうした感覚は奥深いものとなります。
「PURE Reflections」それは私にとってベリーダンスとの出会いとその恩恵を、そして癒しと平和を感じさせてくれました。