
私達全員がステージに上がる前に、とても緊張しました。でも、もしステージに立つ前にお腹に冷たいものを感じなくなってしまったら、私達の芸術的なある部分が眠ってしまっているのかもしれません。私はすごく自分に対して厳しいので、主人に「もう私は全然だめなのよ」とステージに立つ前にメールをしてしまうほどでした。そんな時、リハーサルにて、ショーの最後に踊ったRosa de Sahara (form Borboleta Oriental Dance Company) Arosty Zay El Otta choreographed by Gamal Seifを見て、すごく感激して、わぁわぁ騒いでしまいました。

私は、ORIENTAL DANCE SHOW ~Dance! Dance! Dance!~公演のステージにいることを光栄に思います。そして、DESEOS Inc.のJOEが、私がアーティストとして来日する為のビザをサポートしてくれたことを本当に感謝しています。
ここ何回か日本に来て学んだことがあります。それは、私がワークショップの生徒達を見て思ったことです。
「日本人は瞬間瞬間を生きている」
イスラムのコーランには、以下のような一文があります。
「明日死ぬかもしれないと思って今を生きなさい」
「その日一日を永遠に生きると思って生きなさい」
私は、ここにいる観客の皆様をリスペクトします。 by ルル・サボンギ
ORIENTAL DANCE SHOW ~Dance! Dance! Dance!~の 第一部は、ルル・サボンギの神聖なベールパフォーマンスから始まりました。そして、第一部の最後には、日本の曲「浜辺のうた」に合わせてルルがオリエンタルダンスを披露してくれました。青い衣装と青いベールに身を包んだルルは、まるで春風の吹く海辺、新しい季節の新しい息吹への喜びを思い起こさせてくれるような美しいパフォーマンスを見せてくれました。「浜辺のうた」の曲の最後には、手を合わせ観客に深くお辞儀をしたルル・サボンギ。その姿に観客席にいた筆者である私は、ルルの日本文化への敬意を感じ、涙がこぼれそうになりました。
日本の曲でオリエンタルダンスを舞うルル・サボンギの姿は、言語の表現を超える感動を届けてくれました。