2011年6月17日金曜日

ヘナアート

ベリーダンスの発表会やショーに出演する時、特別なイベントがある時、もっと美しくなりたい時、気分を高めたい時にお薦めなヘナアート。私がヘナに出会ったのは、5年前のベリーダンスイベントの時です。オリエンタルダンサー フーリア先生がお腹にヘナを施してダンスを披露してくれました。ダンスと共に舞うヘナは、ベリーダンス衣装やアクセサリーでは表現できない繊細さと儚い美しさを感じさせてくれました。そのヘナをデザイン施術したAkiさんに、ヘナについてインタビューしました。



1. ダンサーにヘナを施したことはありますか。
オリエンタルダンサー フーリア先生にヘナアートを依頼して頂きました。フーリア先生はショーの直前でしたので、ヘナにラメなども入れてステージの照明の下でもヘナの美しさが際立つように仕上げました。又、ブラジルから来日したルル サボンギ先生の足にヘナアートを施したことがあります。当時、ルルさんは妊婦さんで、旅行の際に気に入ったデザインをヘナアートで施して欲しいとリクエストしてくれました。

2. 妊婦さんにヘナを施したことはありますか。
妊婦さんにヘナアートを施す時は、いつもと違う状況を察してか低い私の声に反応してか、お腹の中の赤ちゃんが突然動き出したりします。お腹の中の赤ちゃんの動きとママの呼吸に合わせながら、そして赤ちゃんとコミュニケーションをとりながら、ヘナアートを施させていただきます。ヘナアートのデザインは、お客様にリクエストを聞きながら、スケッチにイメージを描いていきます。もちろん、その時に生まれるインスピレーションも大切にしています。妊婦さんは、「赤ちゃんが大きくなった時に大きなお腹にヘナアートを施した記念写真を見ながら一緒にお話しする日を楽しみにしている」と話してくれました。

3. ヘナの魅力を教えてください。

ヘナは古くクレオパトラの時代から女性が何かしら思いを込めて施すボディアートです。エジプトなどの中東の国々ほか、西にはモロッコまでの北アフリカ、東にはインドや東南アジアなどに渡り、90年代後半に欧米諸国でも人気となりました。人生における超ハッピーな時、例えば結婚や出産、お祭りなどの際によく施されます。より美しくなるために、そして、より気分を高め一瞬一瞬を楽しむために。ヘナが一定の期間しか染まらないということは、その一瞬をより濃く楽しむということと一致するのです。又、ヘナで染まったデザインにも起承転結があり、ヘナアートは人生のようだともいわれています。ヘナを描く際はじっとして我慢したり、ヘナは時間を経て濃い色に発色したり、やがてその色が消えていくという儚さも体験できます。そして、ヘナはハーブなので肌にも優しくリラックス効果があると言われています。ヘナを伝統文化として持つ国の人々と同じように、より自分を高めたり楽しむためにヘナをご利用いただけると嬉しいです。