2011年7月16日土曜日

ASYA が語るAmaniの魅力



レバノンを拠点に中東・湾岸諸国・北アフリカで活躍する日本人オリエンタルダンサーASYA(アシア)さんに、Amaniの魅力をインタビューしました。


1.ダンサーとして感じるAmaniの魅力を教えてください。
Amaniの魅力は、第一に彼女独自の世界観を持っていることと言えるでしょう。これは、オリエンタルダンサーにとってとても大切なことで、自分の世界を、自分をしっかり持っていなければオリエンタルダンサーは務まりません。Amaniの踊りは、時に強く、時に繊細で、芯の通ったぶれない彼女そのものを表現しています。そして、彼女がひとたび踊り舞うと、共演している者、演奏している者、観ている者にまでエネルギーを放つのです。これは、内に秘める彼女の芯の強さや、彼女が求めるところが、踊りに出てきているからです。彼女が素晴らしい自信を持っているから成し遂げられることであり、Amaniの踊りは、ダンサーにそのような自信を持ち続けなければいけないことを教えてくれます。
又、Amaniは、自分の持っている能力を惜しみなく人と分かち合う寛大な心と素晴らしい姿勢を持ち合わせています。Amaniを目の前にして、ダンサーとして見習うべき事がたくさんあることを感じさせられます。
自身の文化に深い理解を持ち、敬意を払い、そして、レバノンという決して簡単ではない環境の中でいかに踊りへのモチベーションを保ち続け、オリエンタルダンスへの情熱を世界中に伝えていくことを実践している行動的で聡明なダンサーが、Amaniです
チャーミングな一面も持っている彼女は、ダンサーとしてだけではなく、人としても魅力的です。
2. Amani Oriental Festivalで、ダンサーとして最も感銘を受けた出来事を教えてください。

私が、ダンサーとしてAmani Oriental Festivalで最も感銘を受けた出来事は、レバノンでの生活がいかに音楽や踊りを大切にしているかを肌に触れて感じることができたことです。Amaniやフェスティバルスタッフのみならず、レバノンに住む人々の生活には、オリエンタルダンスや音楽が文化として根付いていることを様々な場面で体験することができました。それは、近くの日用品屋さんでの出来事だったり、夜に繰り出したナイトクラブでの出来事だったり、ホテルの人達との出来事だったり、色々なところで感じることができたのです。このような経験は、オリエンタルダンサーの私にとって、とても衝撃的なものでした。
Amani Oriental Festivalという特殊な環境の中でも、レバノン人の日常が垣間見れる機会に巡り合えたことは、自分自身の新しい発見にも繋がりました。
3. Amani Oriental Festivalで最も楽しかった思い出は何ですか。
Amani Oriental Festivalで最も楽しかった思い出は、何と言っても人との出会いです。このフェスティバルを通じて各国のダンサー達と友達になることができました。これらの素晴らしい友人とは、Amani Oriental Festivalに参加しなければ出会うことがなかったでしょう。
Amani Oriental Festivalを機に、国際色豊かな友人達と交流が始まり、オリエンタルダンサーとして色々な方向性が見えてきたことも大きな収穫の一つでした。
レバノンという国は、なかなか訪れる機会がない土地だと思います。日本から訪れるわけではなくても、レバノンという国はなかなか遠い存在なのです。そのレバノンの地で出会ったダンサー達とは自然と打ち解けることができました。そして、フェスティバルに参加したおかげで、たくさんの気付きと発見がありました。普段なかなか行くことのできない国へ旅に出て、思わぬ発見と多くの友人を作る事ができ、本当に楽しい思い出となりました。このような機会を作ってくれたAmani Oriental Festivalスタッフの方々には、心から感謝しています。
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